マタタビと聞くと、猫が好きというイメージが強い植物です。
これは、実や枝に含まれる「マタタビラクトン」という物質が、猫に対して、ストレス解消や食欲増進などに効果があるとされている為です。

マタタビの実は、古くから漢方として用いられ、冷え性や疲労回復などに効果があるとされてきました。
塩漬けや果実酒にすることで、ご家庭で食べることもできます。
若い果実は、生食をすると長旅に疲れた人でも「また旅」に出るほど元気が出ると言われています。

マタタビは、雌雄異株ですが、メス株は、花のほとんどに、めしべとおしべが揃っている「両性花」が多く、メス株だけで実が出来る場合が多いです。

マタタビは、見た目も美しく、葉の一部が白く変色するため、白と緑のコントラストがキレイです。
また別名に「夏梅」とあるように、梅に似た美しい花を咲かせ、庭に彩りを与えてくれます。
耐寒性・耐暑性が強く、強健で育てやすいです。

学名：Actinidia polygama
タイプ：マタタビ科マタタビ属 耐寒性つる性落葉樹
原産地：日本、朝鮮半島
別名：木天蓼(モクテンリョウ)、夏梅(ナツウメ)
英名：Silver Vine
開花時期：6～7月
収穫時期：8～10月

【※出荷タイミングにより、鉢の形や鉢色が変わる場合があります。商品の特性上、背丈・形・大きさ等、植物には個体差がありますが、同規格のものを送らせて頂いております。また、植物ですので多少の枯れ込みやキズ等がある場合もございます。予めご了承下さい】

【育て方】
■日当たり・置き場所
直射日光の当たらない、半日陰の場所で育てます。
強い日差しに当たると、葉が痛んでしまいます。
つる性植物のため、生長にあわせて支柱などを近くに置いてください。

■用土
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土か、赤玉土7：腐葉土3の割合で混ぜた土がおすすめです。
庭植えの場合は、土壌はとくに選びません。
湿り気のある土を好みますが、それよりも半日陰であることのほうが大事ですので、日当たりを優先的に考えてください。
土の水もちが良すぎるときは、腐葉土を混ぜて調節してください。

■水やり
鉢植え、庭植えともに、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
湿り気のある土を好みますが、水が多すぎると根腐れを起こしますのでご注意ください。

■肥料
肥料はそれほど必要としません。
4～10月の温かい時期に1度、緩効性の化成肥料を規定量を施してください。

■病害虫
アブラムシ・ハマキムシ、ヨツボシクサカゲロウ、アメイロハバチモドキなどに注意してください。
ツルが込み合って風通しが悪くなると、虫や病気の原因となります。
風通しが良くなるように剪定しましょう。

■植えつけ、植え替え
植え付け時期は、春頃が適期です。
植え替えの適期は、5～6月頃です。
木の根が回りすぎて、根詰まりしそうであれば、ワンサイズ上の鉢に、元肥を入れて植え替えてください。

■ふやし方
挿し木がおすすめです。
挿し木は、切った枝を水にさし、水分を吸収させます。
その後用土に挿し、乾かないように水やりをしてください。
うまくいけば、新芽は2週間後に、根は1～2ヶ月後に出てきます。

■収穫
8～10月頃、実が黄緑色に熟していたら収穫してください。
付け根から、清潔なハサミなどで摘み取ってください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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