【サフランの特徴】
サフランは、早春の球根植物として親しまれているクロッカスの仲間です。
秋に、松葉の様な細長い葉を出しつつ、同時に香りの良い紫色の花を咲かせます。
花が咲いた後も葉は長く伸び、翌春の5月頃に枯れて休眠します。
花の真ん中当たりに、赤い糸くずのような雌しべ(柱頭)があります。
これを乾燥させたものが、パエリアやブイヤベースに欠かせない高価なスパイスとして有名な「サフラン」です。
雌しべは3本あるように見えますが、元でくっついており、正確には一本の雌しべの先端が3つに大きく裂けている、と言うことになります。
サフラン栽培は、水耕栽培やハンギングでも楽しむことが出来ます。

学名：Crocus sativus
タイプ：アヤメ科サフラン属
原産地：地中海沿岸
別名：番紅花(ばんこうか)、サフランクロッカス、クロッカス サティウス
英名：Saffron、Saffron crocus
開花時期：10～12月
草丈：10～30cm
耐寒性：強い
耐暑性：やや弱い

【※出荷タイミングにより、球根の大きさは多少大きくなったり小さくなったりしますが、生育に問題が無い球根を選んで出荷します。ご了承下さい】

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
酸性土壌を嫌いますので、植えつけ前に苦土石灰を混ぜておきます。
地植えで、水はけが悪い場所の場合は、腐葉土などの有機物とパーライトや川砂などをすき込んでおきます。
高温多雨の地域では、植えっぱなしでは夏越しが難しいので、鉢植えのほうが育てやすいです。
また、水栽培もできます。

■用土
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。
市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6、腐葉土3、牛ふん堆肥1などの割合で配合した用土を用います。

■水やり
生育期は、土が乾いたらたっぷりと水やりします。
ただし、過湿にならないように注意します。
初夏には茎葉が枯れ始めるので、徐々に水を控えて、休眠させます。

■肥料
元肥として緩効性の化成肥料を規定量の半分くらい用土に加え施します。
追肥は、花後の11月下旬と生育期の2月下旬にカリ分の多い液体肥料を施します。

■植えつけ、 植え替え
8月から9月上旬に球根を植えつけます。
遅れても花は咲きますが、貧弱な花になりやすいです。
鉢植えの場合は、5号鉢に5～6球とし、球根1～2個分くらいの深さに植えつけます。
地植えの場合は、10cm程度の間隔とし、球根2～3個分くらいの深さに植えつけます。

■病害虫
軟腐病に気をつけましょう。
球根がとろけたように軟らかくなって腐敗します。
夏の高温多湿時に発生しやすく、肥料の施しすぎは発生を助長するので、避けましょう。

■ふやし方
分球でふやします。小さな球根は早く大きくするために、植えつけ後に蕾が伸びてきたら摘み取ります。

■花がら摘み
花が咲き終わったら、花を引き抜きます。

■掘り上げ
植えっぱなしでも問題ありませんが、3年を経過すると子球が増えて窮屈になるので、球根を掘り上げた方が良いです。
掘り上げる場合は、5月ごろから茎葉が枯れ始めますので、梅雨前に、黄変した葉をつけたまま球根を掘り上げましょう。
雨の当たらない風通しのよい場所で乾かし、完全に茎葉が枯れたらそれらを取り除いて涼しい場所で保管します。
鉢植え株を雨が当たらない場所で管理できる場合は、掘り上げは数年に1回でよいでしょう。
球根は分球して小さくなるので、翌年は咲かないか、花が貧弱になることがあります。
しかし、養成すればまた肥大して立派な球根になります。

【お読みください】
球根も生ものですのでお届け時には、球の大きさなど掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
球根の状態を確認し、問題が無い事を確認して出荷しております。商品到着後は早めの植付けをお願いします。
商品到着後、お客様による1か月以上保存後の球根品質劣化には返金などの対応はしておりません。ご了承ください。

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