ブドウ科のつる性植物で、主に観賞用として世界中で愛されています。
日本にも大正時代に入ってきた、歴史ある植物でもあります。
手のひらのような5枚葉で、やや垂れ下がった葉には、柔らかく繊細な趣があります。

バリエガータはその斑入り品種で、明るいクリーム色の斑が大きく入った、爽やかな雰囲気が楽しめます。
秋になると紅葉し、この斑が鮮やかな赤に染まります。
この紅葉の葉がとても美しく、季節に応じて色変わりする様子が楽しめます。
日本に自生するツタよりもからむ力が弱いので、苗が小さいうちは、支柱や針金で誘引しましょう。
ミニ盆栽や、懸崖仕立て(横に流れて枝垂れるように形つくる)にすることもできます。
丈夫で育てやすく、初心者の方にもピッタリです。

学名：parthenocissusquinquefoliavariegata
タイプ：ブドウ科ツタ属耐寒性落葉つる性木本
原産地：北アメリカ
別名：オランダツタ、カナダツタ、アメリカヅタ・バリエガータ
開花時期：6～7月
花色：黄緑色
草丈：10～15m(ツルの長さ)
耐寒性：強い
耐暑性：強い

【花木・多年草・宿根草苗に関してのご案内】
花木・多年草・宿根草は開花時期以外は、剪定後の花の無い葉だけの状態、または地上部の無い状態で出荷致します。落葉樹は秋から春の落葉時期は、葉が無いか葉が傷んだ状態で出荷します。そのまま植え付けて頂くと、生長時期に大きく育ち、枝数・花数が増えていきます。ご了承ください。

【育て方】

■日当たり・置き場所
明るい半日陰で、株元が湿っている環境を好みます。
株元に直射日光が当たらない場所で管理してください。

■用土
水はけと保水性が両立した、肥沃な土壌を好みます。
市販の草花用培養土を使用するか、赤玉土4、腐葉土4、鹿沼土2や、赤玉土5、バーク堆肥5の割合で配合したものがよいでしょう。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えてください。
地植えの場合は、根付いたら基本的に必要ありません。雨が降らない日が続いたら水やりをしましょう。
乾燥が苦手ですが、加湿も根腐れの原因となります。
夏場の水切れに注意し、株の様子を見ながら水やりしましょう。

■肥料
有機物を含んだ肥沃な土壌で育てているバアアイ、肥料はそこまで必要としません。
痩せている土地の場合、晩冬から早春に1度、寒肥として堆肥を施しましょう。

■剪定
適期は晩冬から早春です。
込み合っていたり、意図しない方向に生長した茎は切り戻してください。
また、古くなって木のように太くなった茎は生産性が落ちていますので、根本から切り落としましょう。
壁面に張り付いているツタは、吸盤が張り付いている時があります。
無理に剥がすと吸盤が残りますので、茎を切断し、しばらく放置してから取ると、吸盤も一緒に取りやすくなります。

■病害虫
毛虫などに注意してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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