とても珍しい咲き方をする花です。
魚の尾のようにも見える黒紫の花を咲かせ、変形した葉が、その花を丸く包み込んでいるのです。
花びらを包み込んだその形といい、網目状の葉脈といい、緑色のアイスのコーンのようにも見える、ユニークな姿形が魅力です。
葉の裏側には細かい毛が生えており、それが葉をシルバーがかった発色にしています。
暗い花色と、明るい葉色という、普通なら逆の組み合わせが美しく、ディスコロールにしか出せない魅力を形作っています。

冬になると地上部は枯れてしまいますが、多肉質の根を持っており、冬越し対策をすれば、また春には芽吹きます。
高温多湿にも強く、よく日本の気候にも馴染む、冬越し対策さえすれば、育てやすい品種です。

学名：Salviadiscolor
タイプ：シソ科サルビア属半耐寒性宿根草
原産地：ペルー
開花時期：5～11月
草丈：約45cm
耐寒性：-2℃まで
耐暑性：強い

【花木・宿根草・宿根草苗に関してのご案内】
花木・宿根草・宿根草は開花時期以外は、剪定後の花の無い葉だけの状態、または地上部の無い状態で出荷致します。落葉樹は秋から春の落葉時期は、葉が無いか葉が傷んだ状態で出荷します。そのまま植え付けて頂くと、生長時期に大きく育ち、枝数・花数が増えていきます。ご了承ください。

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い環境を好みます。
夏場の強い日差しは避け、西日を日陰で遮られるような場所が理想です。
高温多湿に強いのですが、寒さには弱く、冬越し対策は必須です。

■用土
水はけの良い土壌を好みます。
市販の草花用培養土を使用するか、赤玉土6、腐葉土4の割合で配合したものがよいでしょう。
元肥として、緩効性肥料を適量施してください。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底の流れ出るくらいたっぷり与えます。
地植えの場合は、基本的に不要ですが、夏に雨が降らない場合は、土が乾いたら与えてください。

■肥料
開花時期が長いため、鉢植え・地植えともに定期的に肥料を施してください。
肥料が切れると生育が止まり、花が咲かなくなってしまいます。
月に1回のペースで緩効性肥料を適量施すか、月に3回のペースで、液体肥料を施してください。

■冬越し
冬は地上部が枯れますが、多肉根を持っており、この根のみで冬越しできます。
地面が凍ると枯れてしまうので、株元に腐葉土などでマルチングを施してください。

■花がら摘み
枯れた花がらを摘むと、次々と新しい花が咲き、長く花を楽しめます。

■切り戻し
真夏と真冬以外はいつでも切り戻しが出来ます。
芽吹く力が強いので、花が咲き終わった後などに枝先を切っても、新しい芽が伸びて繰り返し花を付けてくれます。

■植え替え・鉢替え
適期は3～4月です。
放っておくと鉢の中で根詰まりを起こすので、1～2年に1度は植え替えを行います。
1～2回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

■病害虫
アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニなどに注意してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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