とても変わった美しい花と、ハーブとして使える葉を持つ植物です。
花は貝殻のように閉じており、表面は真っ白な楕円形で、先はほんのりとピンクに色づいています。

貝が開いたように開花すると、中から鮮やかな黄に、赤い筋が入った美しい花びらが見えます。
この花は甘い香りがして、切り花としても人気があります。
葉は良い香りがするだけでなく、防虫・消臭・鎮静効果などが期待され、ゴキブリやダニ、コバエよけとして活用されています。
また、お茶に加工されたり、食べ物を巻いたり、葉を浸した水は化粧水にしたりと、幅広い用途に使われている、とても便利な葉です。

学名：Alpiniazerumbet
タイプ：ショウガ科ハナミョウガ属非耐寒性多年草
別名：ハナソウカ、サンニン、サニン、ピンク・ポーセリン・リリィ、バリエガーテッド・ジンジャー、バタフライ・ジンジャー
英名：shellginger,variegatedginger,butterflyginger
開花時期：4～6月
草丈：2～3m
耐寒性：5℃まで
耐暑性：強い

【育て方】

■日当たり・置き場所
日光を好みますが、強い日差しは苦手で、葉焼けの原因になります。
夏場の強い日差しは避け、午前中のみ日があたる場所で管理しましょう。

■用土
保水性と通気性を両立させた、有機質を含んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の観葉植物用の培養土を使用するか、赤玉土5、腐葉土3、堆肥2の割合で配合したものがよいでしょう。

■水やり
過湿も乾燥も苦手としており、与える水量には注意が必要です。
特に夏場の水切れに注意しましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えてください。
地植えの場合は、根付いたら基本的に必要ありませんが、雨が降らない日が続いたら水やりをしましょう。
乾燥すると葉の先端が茶色になりますが、霧吹きを使って葉に水を吹きかけることで、状態回復が期待できます。

■肥料
適期は4～10月の生育期です。
2ヶ月に1回のペースで、置き肥の緩効性化成肥料を適量施してください。

■剪定
成長が早く、放任すると2mを超えて成長するので、高さを抑えるためにも、定期的な剪定が必要です。
適期は夏で、好みの高さで切り戻ししましょう。
古い茎を剪定する場合の適期は冬～春で、根本から切り戻ししましょう。

■病気と害虫
特にありません。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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