八朔(はっさく)は、さっぱりした酸味と、上品な甘み、そしてほのかな苦みがあるのが特徴です。
皮は厚めで剥きにくいですが、食べごたえのある果肉と、サクサクとした食感も魅力です。

一般的に流通している温州みかんの大きさは、直径約6cmで、重さが100g程です。
一方、八朔の大きさは、直径約9cm、重さ300～400gですから、その大きさ・重さは、みかんの中でも非常に際立っています。
トゲもなく、丈夫で育てやすい、初心者にオススメの品種です。

年間平均気温が、15～16℃程度の温暖な気候が適していると言われており、関東以西でよく生産されています。
寒い地域では、鉢植え栽培がオススメです。

学名：Citrus hassaku
タイプ：ミカン科ミカン属 半耐寒性常緑低木
樹高：1～4m
開花時期：5月頃(花色：白)
収穫時期：12月下旬～1月中旬
果実の大きさ：300～400g
平均糖度：9～12度
結実年数：3～5年
耐寒性：-4℃まで
耐暑性：強い
自家結実性：あり(より実付きを良くする場合は、甘夏やはるか、日向夏などを近くに植えてください)

【※冬季は葉が寒さで傷んだ状態での出荷となります。商品の特性上、背丈・形・大きさ等、植物には個体差がありますが、同規格のものを送らせて頂いております。また、植物ですので多少の枯れ込みやキズ等がある場合もございます。予めご了承下さい】

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりが良いと果実も美味しくなります。
地植え・鉢植えともに、日当たり良好な場所を選んでください。
耐寒性はあまりありませんので、強い風が当たる場所は避けてください。

■用土
水はけと保水性を両立させた土が理想です。
市販の果樹用の用土か、赤玉土(小)8：腐葉土2の割合で混ぜたものがオススメです。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与えてください。
地植えの場合は、土質や種類にもよりますが、基本的には雨が当たる場所では雨にまかせて、雨が降らない場合は、土が乾いたら与えてください。

■肥料
毎年実らせるためには、肥料が必要です。
地植え・鉢植えともに3月上旬、7月上旬に速効性の化成肥料を施してください。
また、12月頃に寒肥として、根元に有機肥料を与えてください。

■剪定
適期は、生育期の2～3月頃です。
枝と枝に、一定の間隔が空くように意識して剪定してください。
また、太い幹を急にたくさん切り落とす強剪定をしてしまうと、大きな負荷がかかり、枯れてしまう場合があります。
たくさん切り落とす場合は、複数回に分けて、少しずつ剪定しましょう。

■病気と害虫
アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、ハモグリバエ、アゲハチョウの幼虫などに注意してください。
枝葉が込み合い、風通しが悪くなると、病害虫が付きやすくなりますので、込み合った場合は、こまめに剪定しましょう。

■植え替え
適期は、3月下旬～4月中旬です。
鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、通常2～3年に1回は必要です。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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