マクロカルパは、ユーカリの中でも最大級の赤からオレンジ色の花を咲かせ、シルバーリーフが一番きれいと言われている品種です。
日本では知名度はまだ低いですが、世界的にはかなり有名で、たくさんの呼称を持つユーカリの王者といえるユーカリです。
知名度が低い理由は、マクロカルパが、日本の高温多湿の気候に合わないので、日本での栽培難易度が高い為です。

栽培のポイントですが、日当たりが重要で、日照量が少ないと弱ります。
高温多湿にとても弱く、雨にあたると葉が傷んだり、病気になったり、根腐れするため注意が必要です。
水はけのよい土で、鉢植えにし、よく日の当たる風通しの良い南側の軒下など、雨を避けて栽培してください。
肥料にあたると根が傷みますので、施肥はごく少量にします。リン酸を嫌いますので、リン酸肥料は避けてください。
過湿に弱いのですが、逆に乾燥させすぎにも注意が必要です。
日本での栽培はなかなか難しいですが、シルバーリーフが美しく鑑賞価値が高い品種です。

学名：Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa
タイプ：フトモモ科ユーカリ属
原産地：西オーストラリア
別名：ユーカリ・マクロカーパ、ローズオブウエスト
樹高：2～3m
耐寒性：-7度程度
耐暑性：強

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良く、水はけが良い土が適しています。
最高気温が50度近くの過酷な環境に自生していますので、真夏でも直射日光が当たる場所でも耐えれます。
乾燥している高温は耐えれますが、高温多湿が苦手ですので、湿気が少ない場所が適しています。
よく日が当たり、風通しの良い雨を避けられる南側の軒下などが良いです。

■水やり
水やりの目安は環境や温度により異なります。
気温が30度以上になるとよく水を吸いますが、30度を切るとあまり必要としなくなります。
土の表面が乾いているのに、土の中は湿っている状態で水やりをすると根腐れをおこしてしまいます。
土の中も乾いた状態になって水やりをします。
底面からも土の状態が確認出来るスリット鉢が適しています。
水分管理に自信の無い場合は、水が切れると葉が垂れ下がるので、葉が垂れ下がったら水やりをしましょう。
水切れ耐性があり、真夏でも1日程度であれば枯れる事はありません。
毎日よく観察するのを心がけてください。

■肥料
無くても大丈夫です。
肥料を施す場合は、肥料にあたると根が傷みますので、成長期にごく少量にしましょう。
リン酸を嫌いますので、リン酸肥料は避けてください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。



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