ジャスミンとは?基本情報と6種の品種紹介

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目次
- ジャスミンとは?基本情報と6種の品種紹介
- 品種別栽培ガイド:羽衣・プリムローズ・マダガスカル
- 品種別栽培ガイド:シルク・アラビアン・カロライナ
- 鉢植え・地植え・室内栽培の基礎知識
- お手入れ・増やし方・病害虫Q&A
ジャスミンとは?基本情報と6種の品種紹介

ジャスミンの基本情報と花言葉
ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属に分類されるつる性植物の総称です。
原産地はアジアからアフリカの熱帯・亜熱帯地域で、約300種以上が存在すると言われています。
甘く強い香りが特徴で、「香りの王様」「夜の花の女神」とも称されます。
名前はペルシャ語で「神からの贈り物」を意味する「ヤースミーン」に由来するとされています。
花言葉は「愛らしさ」「優美」「官能的」など。白いジャスミンには「温順」「柔和」、黄色いジャスミンには「優美」「優雅」といった花言葉もあります。
なお、名前に「ジャスミン」と付く植物の中にはモクセイ科ソケイ属とは異なる植物も多く存在します。カロライナジャスミン・マダガスカルジャスミンなどは毒性を持つため、食用として利用する際は必ず品種を確認しましょう。
主要なジャスミン6種の特徴
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羽衣ジャスミン(ハゴロモジャスミン)
最も一般的に流通しているジャスミンの一つで、つる性の半常緑低木です。春(4〜5月)にピンク色の蕾から白い小花が株いっぱいに咲き、甘く強い香りを放ちます。耐寒性が比較的強く、関東以南の温暖な地域であれば屋外での越冬も可能です。 -
プリムローズジャスミン
半つる性の常緑低木で、鮮やかな黄色い花を咲かせます。他のジャスミンとは異なり、香りは控えめです。庭植えや鉢植えで花色を楽しみたい方におすすめです。 -
マダガスカルジャスミン
キョウチクトウ科シタキソウ属に分類される全く別の植物です。夏(7〜9月)に筒状の肉厚な白い花を咲かせ、ブライダルブーケにも利用されます。全草に毒性があるため注意が必要です。 -
シルクジャスミン(ゲッキツ)
標準和名は「ゲッキツ」で、ミカン科ゲッキツ属の常緑小高木です。ジャスミンのような甘い香りの白い花を夏に咲かせ、秋には赤い実をつけます。毒性はなく、観葉植物としても人気です。 -
アラビアンジャスミン(マツリカ)
別名「マツリカ」で、ジャスミンティーの香り付けに使われることで有名です。夏(7〜9月)の夕方から夜にかけて純白の花を咲かせ、特に強い甘い香りを放ちます。一重咲きと八重咲きがあり、八重咲きは「ローズピカケ」とも呼ばれます。 -
カロライナジャスミン
ゲルセミウム科ゲルセミウム属に分類される全く別の植物です。春(4〜6月)に鮮やかな黄色い花を一面に咲かせ、甘く爽やかな香りが特徴です。生育が非常に旺盛ですが、植物全体に毒性があるため絶対に食用にしてはいけません。
品種別栽培ガイド:羽衣・プリムローズ・マダガスカル

羽衣ジャスミンの育て方
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日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。春から秋は屋外で、冬は霜や寒風の当たらない日当たりの良い場所に取り込みましょう。花芽形成には低温に当たる期間が必要なため、暖かすぎる部屋は避けるか、霜が降りるギリギリまで屋外で管理する工夫をします。 -
用土・水やり
水はけと水もちの良い土(市販の草花専用培養土、または赤玉土小粒1:鹿沼土1:腐葉土1の混合土)がおすすめです。土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。夏は水切れに注意し、冬は乾燥気味に管理します。 -
肥料
2月下旬〜3月下旬に寒肥として緩効性化成肥料か固形油かすを与えます。花後の5月下旬〜6月下旬にも追肥を施しましょう。 -
剪定
花後の6月〜9月上旬が適期です。わきから出たつるを間引くように剪定し、伸びすぎたつるは半分ほど切り戻して樹形を整えましょう。秋以降の剪定は花芽を切り落とす原因となるため避けます。 -
冬越し
関東以西の温暖な地域では屋外で越冬可能ですが、0℃を下回る寒冷地では室内に取り込みます。
プリムローズジャスミンの育て方
日当たり:日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなる可能性があります。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は乾燥気味に管理しましょう。
肥料・剪定:成長期に緩効性肥料を施します。花後に伸びすぎた枝を剪定して樹形を整えます。
マダガスカルジャスミンの育て方
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日当たり・置き場所
日光を好みますが、真夏の強い日差しは葉焼けの原因になるため、レースのカーテン越しなど明るい日陰に置きましょう。耐寒性が非常に弱いため、一年を通して室内管理が基本です。 水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与え、乾燥しやすい時期は葉水も行います。冬は水やりを控えめにします。
肥料:春から夏の成長期に緩効性肥料を与えます。
冬越し:最低でも10℃以上を保てる暖かい室内で管理します。暖房の風が直接当たらないよう注意しましょう。
⚠️ 全草に毒性があります。お子様やペットのいるご家庭では取り扱いに十分注意してください。
品種別栽培ガイド:シルク・アラビアン・カロライナ

シルクジャスミン(ゲッキツ)の育て方
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日当たり・冬越し
日当たりと風通しの良い場所を好みます。気温が5℃を下回る前に室内に取り込みましょう。室内では窓辺など明るい場所に置き、夜間は窓から離すなどの工夫が必要です。 水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏は毎日1〜2回、冬は土が完全に乾いてから控えめに。
肥料:5月〜10月の成長期に、2か月に1回緩効性化成肥料を与えます。花や実をたくさんつけたい場合は、リン酸の割合が多い肥料を追肥として与えるのも効果的です。
剪定:生育期の5月〜8月が適期です。秋以降の剪定は花芽を切り落としてしまう可能性があるため控えましょう。
アラビアンジャスミン(マツリカ)の育て方
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日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因となるため、明るい木陰や午前中だけ日が当たる場所を選びましょう。寒さには大変弱く、沖縄などを除いては冬は必ず室内で管理します。 用土:水はけと水もちが良く、有機質に富んだやや酸性寄りの土壌(市販の園芸用培養土か、赤玉土小粒7:ピートモス3)がおすすめです。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。特に真夏は朝夕2回の水やりを欠かさないように。冬は乾燥気味に管理します。
肥料:4月頃に緩効性化成肥料を株の周囲にまきます。5月〜10月には液体肥料を10日〜2週間に1度与えて株の勢いを保ちます。
剪定:開花後の10月頃が適期です。込み合っている部分を透かし剪定し、伸びすぎた枝は半分から1/3程度まで切り戻します。
冬越し:最低気温が10℃以上必要です。日当たりの良い窓辺や温室で管理しましょう。
カロライナジャスミンの育て方
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日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、花数が少なくなります。耐寒性は比較的ありますが、冬の寒さが厳しい地域では無暖房の室内に取り込みます。 用土:水はけと保水性の良い肥沃な土壌(花木用培養土7:赤玉土3)がおすすめです。
水やり:夏期の水切れに注意し、土の表面が乾いたら十分に。冬期は乾かし気味に管理します。
肥料:1〜2月に寒肥として緩効性化成肥料を施します。開花後の9月にも追肥を施しましょう。
剪定:花後に好みの位置で剪定します。長く伸びすぎた場合は、全体の1/3程度まで切り戻すことも可能です。
冬越し:-5℃以下にならない場所に置き、寒さが厳しい時期はマルチングや不織布で株を保護します。
⚠️ 植物全体に毒性があります。絶対に食用にしないでください。
鉢植え・地植え・室内栽培の基礎知識

各栽培方法のメリット・デメリット
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鉢植え栽培
メリット:移動が簡単で、季節や天候に合わせて置き場所を変えられます。寒さに弱い品種でも冬は室内に取り込むことで越冬させやすくなります。
デメリット:水切れを起こしやすく、特に夏場はこまめな水やりが必要です。定期的な植え替えが欠かせません。 -
地植え栽培
メリット:一度根付けば水やりの手間がほとんどかかりません。株が大きく育ちやすく、花つきも良くなります。
デメリット:寒さに弱い品種は冬越しが難しいことがあります。一度植え付けると移動が困難です。 -
室内栽培
メリット:天候に左右されず安定した環境で育てられます。寒さに弱い品種の越冬に最適です。
デメリット:日照不足になりがちで、花つきが悪くなることがあります。風通しが悪くなると病害虫が発生しやすくなります。
栽培環境(土・日当たり・置き場所)のポイント
土:ジャスミンは水はけが良く、肥沃で、弱酸性から中性の土壌を好みます。粘土質の土壌は過湿になりやすいため避けるのが無難です。
日当たり:ほとんどのジャスミンは日当たりの良い場所を好みます。日照不足は花つきの悪化や徒長の原因となります。真夏の強い直射日光は葉焼けを引き起こすことがあるため注意しましょう。
置き場所:風通しの良い場所を選ぶことが病害虫予防に繋がります。冬季の室内では暖房の風が直接当たらないよう注意が必要です。
初心者におすすめの品種と管理方法
初心者がジャスミン栽培を始めるなら、羽衣ジャスミン(ハゴロモジャスミン)がおすすめです。
比較的丈夫で耐寒性もあり、甘い香りとたくさんの花を楽しめます。つる性なのでフェンスやベランダで育てやすく、初心者にも人気の品種です。
また、鉢植え栽培は季節や天候に合わせて移動できるため、初心者には特におすすめです。
お手入れ・増やし方・病害虫Q&A

水やり・肥料のコツ
水やりの基本:土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。土が常に湿っている状態は根腐れの原因となるため避けましょう。
夏:生育が旺盛で水分を多く必要とします。朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行い、鉢植えは1日に2回必要になることもあります。
冬:休眠期に入るため、土が完全に乾いてから数日経ってから与える程度で十分です。
追肥(成長期):固形肥料であれば月に1回程度、液体肥料であれば1〜2週間に1回程度。花つきを良くしたい場合はリン酸やカリウムが多い肥料がおすすめです。
寒肥:2〜3月頃に、リン酸やカリウムが高めの固形肥料を土に混ぜ込みます。冬は生育が停滞するため肥料は与えません。
冬越しの対策
鉢植えの場合:最低気温が15℃を下回る前に室内に取り込みましょう。日当たりの良い窓辺に置き、室温は10〜15℃以上を保つのが理想です。冬の乾燥対策として葉水を行うのも効果的です。
地植えの場合:耐寒性の高い羽衣ジャスミンなどは関東以西の温暖な地域であれば屋外で越冬可能です。株元を腐葉土やバークチップなどでマルチングして防寒対策を施しましょう。
剪定・切り戻しの基本
適期:花が終わってすぐ、または8月下旬〜9月上旬までに行います。9月中旬以降の強い剪定は翌年の花芽を切り落としてしまうため注意が必要です。
透かし剪定:込み合った枝や枯れた枝を根元から間引きます。株全体の風通しと日当たりが改善され、病害虫の発生を抑えられます。
切り戻し:伸びすぎた枝は枝先の1/3〜半分程度を切り戻します。つる性の品種はフェンスや支柱に誘引しながら好みの長さに整えましょう。
挿し木で増やすテクニック
ジャスミンは挿し木で比較的簡単に増やすことができます。剪定で切り落とした枝を活用してみましょう。
適期:花が終わった後〜10月頃までが適しています。
その年に伸びた元気な枝を10cmほどの長さに切り取り、下の方の葉を取り除いて一番下の節を斜めにカットします。
1時間ほど水に浸して十分に水を吸わせます。
肥料を含まない赤玉土や鹿沼土に挿し、たっぷり水を与えて直射日光を避けた半日陰で根が出るまで育てます。
約1ヶ月で発根が確認できたら、培養土を入れた鉢に植え替えましょう。
病害虫対策
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アブラムシ
春から秋にかけて新芽や葉の裏に群生し、排泄物がすす病の原因になることもあります。見つけ次第セロハンテープで取り除くか、牛乳や石鹸水を薄めてスプレーして洗い流します。数が多い場合は専用の殺虫剤を使用しましょう。 -
ハダニ
梅雨明け以降、高温で乾燥した環境で大発生しやすいです。水やりの際に葉の裏にも水をかけたり、葉水を行ったりして予防します。発生してしまった場合は、水で洗い流すかハダニに効果のある殺虫剤を使用します。
よくある失敗と解決方法
花が咲かない:日照不足・剪定時期の間違い・肥料不足・冬の寒さ不足(花芽形成に必要な低温に当たっていない)などが考えられます。日当たりの良い場所に移動させ、適切な時期に剪定を行い、成長期にバランスの取れた肥料を与えましょう。
葉が茶色く枯れる・落ちる:水切れ・葉焼け・冬の寒さ・根腐れなどが考えられます。水やりを見直し、真夏は半日陰に移動させるか遮光しましょう。
根詰まり:1〜2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えるか、根鉢を軽く崩して古い根を整理しましょう。
つるが伸びすぎてジャングル状態:花後に大胆に切り戻し、支柱やフェンスを使って好みの形に仕立てることで樹形をコントロールできます。
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