【保存版】失敗しないオステオスペルマムの育て方|鉢植え・地植えどちらも解説

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目次
はじめにオステオスペルマムの基本情報と人気品種紹介

オステオスペルマムとはどんな植物?
オステオスペルマムは、南アフリカを原産とするキク科の多年草です。
別名「アフリカンデージー」とも呼ばれており、その名の通りデージーに似た可愛らしい花を咲かせます。
太陽の光を受けて花を開き、夜間や曇りの日には花を閉じる性質がありますが、近年では花が閉じにくい品種も多く登場しています。
基本データと特徴
園芸分類:草花(半耐寒性多年草)
原産地:熱帯アフリカ、アラビア
草丈/樹高:20~80cm
開花期:1月中旬~5月、9月中旬~11月中旬(品種や地域により異なる)
花色:紫、白、オレンジ、黄、ピンク、複色など多彩
耐寒性:約-5℃まで耐える品種が多い(霜や寒風には注意が必要)
耐暑性:やや弱い(日本の高温多湿な夏は苦手)
特性・用途:開花期が長く、常緑性で初心者でも育てやすい
オステオスペルマムの最大の魅力は、その鮮やかで豊富な花色と長い開花期間です。
品種改良により、一重咲きだけでなく、八重咲きや花弁がスプーンのような形をした「スプーン咲き」など、様々な花姿が楽しめます。
夏の高温多湿に注意すれば、初心者でも比較的簡単に育てることができ、「元気」「無邪気」「変わらぬ愛」といった花言葉も魅力的です。
ITANSEで取り扱い中のおすすめ品種
オステオスペルマム 3D ブルースティール
花弁と筒状花の美しいレイヤードが特徴の八重咲き品種です。オステオスペルマム ベリーズパイン
咲き進むにつれてパイナップルカラーからベリーカラーへと変化する、花色の移ろいが楽しめる品種です。オステオスペルマム オレンジジェリー
イエローからオレンジへと花色が変化し、1株で様々な表情を見せてくれる品種です。オステオスペルマム サニーフィリップ
珍しい花形が特徴で、ユニークな見た目がガーデンを彩ります。オステオスペルマム ブルーアイビューティー
明るいレモン色の花弁の中心に鮮やかな赤紫色のリングが入る、存在感のある品種です。
栽培カレンダーと年間スケジュール

季節ごとの主な管理作業
春(3月~5月):成長期、開花期。肥料をしっかり与え、花がら摘みをこまめに行います。
夏(6月~8月):高温多湿に注意が必要な時期。切り戻しを行い、風通しの良い半日陰で管理します。水やりは控えめに。
秋(9月~11月):再び開花期。肥料を与え、花がら摘みを続けます。冬越し準備として切り戻しを行います。
冬(12月~2月):休眠期。水やりを控え、霜や寒風から保護します。
開花期・植え付け適期・剪定・植え替えタイミング
開花期:1月中旬~5月、9月中旬~11月中旬(関東地方以西基準)。
植え付け適期:3月~6月、9月~10月。
剪定・切り戻し:
初夏(5月下旬~6月頭):梅雨に入る前に、草丈の半分程度まで切り戻し、風通しを良くします。
秋(10月~11月下旬):冬越し前に、草丈の1/3程度まで切り戻し、株をコンパクトにします。
植え替え適期:鉢植えは2年に1回を目安に、6月または9月~10月に行います。
鉢植え・地植えでの違い
鉢植え
移動が容易なため、季節や天候に合わせて置き場所を変えることで、最適な環境を保ちやすいです。
特に夏越しや冬越しにおいて、室内に取り込むなどの対策がしやすいメリットがあります。地植え
根が広範囲に張り、株が大きく育つため、庭全体で華やかな景観を楽しめます。
ただし、夏越しや冬越しには、軒下や霜よけなどの対策が必要です。
オステオスペルマムの育て方 基本のポイント

栽培環境と置き場所の選び方(鉢植え・地植えごと)
オステオスペルマムは日当たりと風通しの良い場所を好みます。
鉢植えの場合
9月中旬から3月までは、雨の当たらない日当たりの良い場所で管理します。
12月から2月までは霜よけを行うか、室内に取り込みましょう。
4月から9月上旬までは、雨の当たらない半日陰で管理すると花を長く楽しめます。
梅雨時期や夏場は、特に高温多湿を避けるため、軒下など雨が当たらない風通しの良い場所へ移動させると良いでしょう。地植えの場合
軒下など、雨が当たりにくく日当たりと水はけの良い場所を選んで植え付けます。
冬期は、霜よけのために寒冷紗やマルチングを行うと安心です。
土づくりと用土の選び方
水はけの良い土が適しています。
鉢植えの場合
市販の草花用培養土で十分に育ちます。自分で配合する場合は、赤玉土中粒4、腐葉土4、鹿沼土中粒2の割合がおすすめです。地植えの場合
植え付けの1~2週間前に、腐葉土や堆肥などの有機質資材を混ぜ込み、よく耕して水はけの良いふかふかの土を作っておきましょう。
水やりの基本
オステオスペルマムは乾燥に比較的強く、多湿を嫌います。水の与えすぎには注意しましょう。
3月から11月まで:土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。特に6月から9月中旬までは過湿に注意が必要です。
12月から2月まで:生育が緩慢になるため、土の表面が乾いてから少量与える程度で十分です。
地植えの場合:根付いた後は基本的に自然の雨で十分ですが、乾燥が続く場合は水を与えましょう。
真夏や真冬に水やりをする際は、気温の低い朝か夕方の涼しい時間帯に行うのがポイントです。
肥料の与え方
花つきを良くするためには定期的な肥料が大切です。
植え付け時:リン酸分の多い緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=6-40-6など)を土に混ぜ込むと良いでしょう。
開花期(9月中旬から5月まで):緩効性化成肥料を月に1回、液体肥料を2週間に1回程度施します。
夏と冬:生育が鈍る時期なので、肥料は基本的に不要です。
苗の選び方
株元が乱れておらず、葉の色がきれいなものを選びましょう。
つぼみがたくさんついている苗は、花を長く楽しめます。
ぐらつきがなく、しっかりとした株を選ぶことが大切です。
鉢植えの場合のポイント
鉢のサイズ:9~10.5cmポット苗を購入した場合、まずは二回り大きな15~20cm程度の鉢に植え付け、根が張ってきたら30cm程度の鉢に植え替えます。
鉢底石:鉢の底に鉢底石を敷いて通気性を確保し、根腐れを防ぎましょう。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与え、鉢底から水が出たらすぐに捨てます。
地植えの場合のポイント
植え付け間隔:1年草として考えるなら株間は15cm程度でも良いですが、多年草として長く楽しむなら30cm程度の株間を確保しましょう。
水やり:根が張った後はほとんど水やりは不要ですが、乾燥が続く場合は適宜水を与えます。
霜よけ:冬の寒い時期は、寒冷紗やマルチングで霜から保護しましょう。
植え替え適期と手順
鉢植えの場合:2年に1回を目安に、6月または9月から10月にかけて植え替えます。
根鉢を1/3程度軽くほぐし、一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けます。
8号以上の大きな鉢の場合は、生育が悪くなるまで植え替えなくても大丈夫です。
地植えの場合:基本的に植え替えは不要ですが、数年経って株が込み合ってきたら、掘り上げて植え直すことで若返りを図れます。
毎日のお手入れと季節ごとの管理

花がら摘み・切り戻しで花を長く楽しむ
花がら摘み:次々に花を咲かせるため、咲き終わった花はこまめに花茎の根元から摘み取りましょう。これにより、株が余計なエネルギーを使わずに、次の花を咲かせやすくなります。
切り戻し
初夏(5月下旬~6月中旬):梅雨の高温多湿から株が蒸れるのを防ぐため、草丈の半分くらいまで切り戻します。この時、若い芽を残すようにしましょう。
秋(10月頃):冬越しの準備として、草丈の1/3程度まで切り戻すと、冬の寒さで花芽が形成され、翌春にたくさんの花を咲かせます。
夏越し・冬越しの注意点
夏越し
オステオスペルマムは高温多湿が苦手です。
梅雨から夏にかけては、風通しの良い半日陰で管理し、直射日光や長雨を避けましょう。
鉢植えは移動しやすい場所へ、地植えは軒下などがおすすめです。
株元をコンパクトに切り戻し、蒸れを防ぐことも大切です。冬越し
耐寒性は比較的強いですが、-5℃を下回るとダメージを受ける可能性があります。
霜や乾いた寒風から株を守るため、鉢植えは室内に取り込むか、日当たりの良い軒下やベランダで管理し、不織布などで覆いましょう。
地植えの場合は、マルチングや寒冷紗で霜よけを行います。
増やし方(挿し木・株分け・種まき)
挿し木
適期は5~6月または9月です。
新しく伸びた茎を5~10cm程度の長さに切り取り、下部の葉を取り除きます。
切り口を30分ほど水につけて水揚げした後、発根促進剤をつけてから湿らせた用土に挿します。
明るい日陰で管理すると、2~3週間程度で発根します。
株分け
植え替えを行う際に一緒に行えます。
根が十分に見えるようになったら、ハサミなどで切り分けて新しい土に植え付けます。
種まき
適期は9月中旬から10月です。
種ができにくい園芸品種も多いですが、「パッション」などの品種は種から育てやすいです。
発芽適温は20℃前後で、約1週間で発芽が始まります。
本葉が2~3枚になったら育苗ポットに植え替え、春に定植します。
困ったときのトラブル対策とガーデニング活用例

よくある病気・害虫とその対処法
病気
灰色かび病:3月から7月に発生しやすい病気です。風通しが悪かったり、花がらや枯れ葉を放置したりすると発生しやすくなります。花がらをこまめに取り除き、風通しを良くして予防しましょう。
害虫
アブラムシ:一年中新芽に発生しやすく、特に4~6月と9~10月が主な繁殖期です。見つけ次第、歯ブラシなどでこすり落とすか、市販の殺虫剤を散布して駆除しましょう。予防策として、植え付け時に殺虫粒剤をまくことも有効です。
ハスモンヨトウ・ヨトウムシ:春から秋にかけて新芽や蕾を食害します。発生初期に薬剤で対処するか、見つけ次第捕殺しましょう。
枯れる・花が咲かない場合のチェックポイント
枯れる場合
水のやりすぎによる根腐れ:特に冬場は水やりを控えめにし、土が乾いてから与えるようにしましょう。
高温多湿による蒸れ:夏場は風通しの良い半日陰で管理し、切り戻しで株の風通しを良くしましょう。
霜や寒風によるダメージ:冬場は適切な防寒対策を行いましょう。
花が咲かない場合:
日照不足:オステオスペルマムは日光を好むため、日当たりの良い場所で育てましょう。
肥料不足:特に開花期は肥料切れを起こさないよう、定期的に追肥を与えましょう。
根詰まり:鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えを行い、根詰まりを解消しましょう。
不適切な剪定:冬から春にかけて切り戻しを行うと花芽を切ってしまうことがあるため、適切な時期に剪定を行いましょう。
他の植物との組み合わせ例
オステオスペルマムは、その華やかな花色と整った花姿から、様々な植物と組み合わせやすいです。
リナリアやルピナス「ピクシーデライト」のような花形の異なる植物と合わせると、互いの花が引き立ちます。
リシマキア「ミッドナイトサン」のようなグランドカバープランツを株元に合わせると、花を美しく引き立てつつ、すっきりと見せることができます。
寄せ植えの楽しみ方とコツ
オステオスペルマムは寄せ植えの主役にも脇役にもなります。
花色の濃淡:似た花を組み合わせる場合は、花色の濃淡をつけるとまとまりやすくなります。
草丈のバランス:コンパクトな品種は手前に、立ち上がる品種は後方に配置するなど、草丈のバランスを考えて配置すると良いでしょう。
水はけの良い用土:寄せ植えでも水はけの良い用土を使用し、過湿にならないように注意しましょう。
定期的な管理:花がら摘みや必要に応じた切り戻しで、美しい姿を長く保つことができます。
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